子供に飴(あめ)を与えない理由
アホ男子を子育て中です。
ちょうどアメで釣ると何でも言うことを聞いてくれる年頃です。笑
第一次反抗期とも言えるイヤイヤ期が再来しているのか、ときどきグズってしまいますが、
リスクコントロールの対象として教えるためです。
〇〇年の〇〇作戦
よく、スパイ映画とかで、
「〇〇年の〇〇作戦でいこう」
などというセリフを聞いたことがあると思いますが、それ一つで全員が全てを理解するほどに鮮明な比較対象を例に挙げるシーンがあります。
私が好きな海外ドラマ「バーンノーティス(元スパイの逆襲)」でも、マイケルとサムがよく使っています。
「これから、あーしてこーして、お前はあっちへ行って・・・」
と、重大な局面でイチイチ作戦会議を開いているヒマはないからです。
命や健康に関わる重大なミッションに対して有効な事例というのは、単なるその場の思い付きではなく、歴史上の確たる事実であることが必要であり、説得力があります。
ただ、子供に「リスクコントロールだよ」とか、「〇〇年の〇〇作戦だよ」と言っても通じないから具体例として、やってはいけない事や、やってもいいけど後で後悔するかもしれない事に対して、
「アメと同じだよ」
と言えば、我が家の場合、アホ男子にもスッと通じます。
やめろと言っても高いところからジャンプしたり、「俺の頭の方が固いよ〜」とか言ってなぜか壁に頭突きする遊びとか・・・。
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アホに効く薬はありません。笑
虫歯のない生活
私自身、約10年前にアメを口にすることをやめ、それ以来、半年に一度の歯科検診でも虫歯になっていません。
(本当は3か月に1度検診を受けるべき)
それまでは子供のころから半年に一度、ほぼ確実に虫歯治療をしていたので、驚きの結果です。
虫歯ができていた頃も歯磨きは徹底して行っていたにもかかわらず、「アメを断った」だけで虫歯にならなくなったのです。
いつでもどこでも1粒で簡単に歯を砂糖でコーティングできてしまうからでしょうか。
理由はどうでもいいですが、事実です。
ただ、やはり子供に対して、「ママはアメを食べなかったから10年間歯のイタイがないんだよ〜」と言っても、イマイチ伝わりませんね。
まわりの同級生が、
「歯が痛〜い!」
と実際に虫歯治療している中、
「自分は大好きだったアメを食べないことで、歯が痛くならない」
という実績を積んでいくことで、より説得力を増していくわけです。
1〜2年の話ではなく、長い人生で生涯に渡って説得力を持ちそうな比較対象として存在し続けます。
最初の頃は、意図せず人からもらったアメを知らないうちに食べていることがありましたが、最近は理解した様子で、私が止めなくても食べなくなりました。
「子供」=「アメ」
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なイメージで、最初はかわいそうだなって思ったのですが、アメ以外にもお菓子はたくさん存在します。
アメをもらったら、他のお菓子と交換できる仕組みもアリですね。
何か1つをリスクコントロールの比較対象として、子供でも実感できそうな分かりやすい「何か」があればいいだけです。
将来的に、本人が親の目が届かない場所でアメを買って食べ、虫歯になってもOKです。
今、確実な経験として積んでいくことで、「やっぱりあの時の経験が正しかった」と実感を強めてもらえるからです。
アメを違法ドラッグや危険な薬物と一緒にするつもりはありませんが、今から
「自分史上確実な経験」
として、
「やろうと思えば簡単だけど、自分で律すること」
を覚えてもらえたら、決して恨まれることもないでしょう。笑
特に、高い場所からジャンプしたり、壁に頭突きし・・・
論外です。笑
それぞれの子供に合った教え方でいいと思いますが、実験的に大人である私達から、何か説得力のあることを教えていきたいですね。(*´▽`*)
よい一日を♪
おわり