サウンドデトックス(音のミニマム化)で内なる「心の声」を聞く
自分の心の声聞いてますか?
毎日が理想ですが、時々は自分の心の底にある本音を聞くべきだと思っています。
なんとなく過ごしている日々の中にも、実は脳がいろいろと考えてくれていることや、モヤモヤしている何かがありますよね。
そんなときは「まぁ、いいや」ってやり過ごしてしまっても、また同じ場面が巡ってくることがあります。
そういえば、前にも同じことがあったなぁ…、的な。
特に、同じ失敗を繰り返してしまった時などは、「またやっちゃった」と思うことがありますよね。
原因は、自分の頭の中でまだ言語化されていないだけで、本当はよくわかっているはずなのです。
その内なる「心の声」を拾い上げて言語化してあげれば、モヤモヤを解消できたり、同じ失敗を減らすことができます。
心の声を聞く方法についてまとめてみました。
音をミニマム化する(サウンドデトックス)
これが意外と効果的です。
スマホやミュージックプレイヤーのおかげで、誰もが手の中に大量の「音」を持ち歩くことができるようになりました。
しかし、便利になったのはいいですが、常に聞いてしまう状態になっていませんか?
何かをするとき、常に音楽が流れていて、誰かの歌声がガンガンに響いている、みたいな…。
人の脳は複雑に機能していますが、「番地」があると言われています。
音や声を聞く番地。
映像を分析する番地。
感覚を判定する番地など。
いざ、考え事をする(心の声を聞きたい)ときに、大音量で音や声の番地をフルに使ってしまうと、それだけで自身の心の声が聞こえにくくなってしまうのです。
つまり、心の声を聞くときだけは、音声をミニマムにすることで、邪魔が入らないようにするのがオススメです。
例えば私が体験したことの1つに、車を運転する際のサウンドデトックス効果があります。
車で音楽を聴くのが好きなので、免許を取ってから、車に乗るときは常に大きめの音で音楽を流していました。
私の中では、それが当たり前の状態になっていたのです。
車の中というプライベートな空間であり、なかなかの音響システムがある車内は、音楽をガンガンに聴くのに適した空間だと思っていました。
常にエンジンをかけるとノリノリでミュージックが流れるという状態…。
しかし、ある日突然、音響が故障したのです。
仕方なくそのまま「無」の状態で運転を始めました。
するとどうでしょう。
いままで見ていた車窓からの景色が、ガラッと変わりました。
あれ?ホントにここいつもの道なのかな?
ってくらい。
安全運転になったことは言うまでもありません。笑
静かな車内では、家族との会話にも集中できますし、自分一人のときは内なる心の声を聞くプライベート空間としてピッタリ。
特にすることがないので、自然と会話するしかないし、考え事が始まります。
モヤモヤしていた考え事がちゃんと自分の言葉になって出てくるので、自分が間違っていた部分や、見て見ぬフリをしていた部分などに気付くことができました。
もちろん、たまにはノリノリで音楽を聴いて爽快な気分になりたい時もあるので、モヤモヤが晴れたら聞くようしています。
つまり音が多すぎると思考停止に陥る原因になる
ミュージックの場合には、常に聞いていると耳に音楽がついて離れなくなってしまい、気づくと口ずさんでいたりしますよね。
特に歌詞のある曲の場合は…。
その状態が内なる心の声の言語化を妨げていることがあります。
「思考を吐き出す」、「アウトプットする」、「書き出す」には無音が適している場合が多いです。
なので私は極端に「無」の状態を作りだしたい時には、耳栓を使用します。
参考記事
「耳栓で集中力アップ!会話やアラームは聞こえる便利な耳栓レビュー」
耳栓はずっとつけている必要はなくて、集中するための導入剤として5分から10分くらい付けるだけでも、自分の世界に入るには十分です。
意外にも耳栓を付けても、赤ちゃんの泣き声や着信音、アラームなどの聴こえなければ困る周囲音や近くでの会話はちゃんと聞こえるので安心です。
サウンドデトックスした状態で書き出す
音が多すぎると思考停止してしまうおそれがあることはわかりました。
次は「どうやって内なる心の声を効率よく聞き出すか」ですね。
オススメの方法はとにかく「書き出す」ことです。
参考記事
「人は紙に書き出さないと「深く考える」ことができない」
白い紙でもノートでもいいですが、今思い付いたことから、ずっとモヤモヤしていたことまで、あらゆることを包み隠さず書き出します。
本当に何もかもです。
躊躇(ちゅうちょ)せずに書き出してください。笑
「これは紙に書くようなことじゃない」というようなことほど。
いつかは通らなければならない道だからです。
自分の脳の中の迷路ですから、サンクチュアリ(聖域)などありません。
ずっとモヤがかっていた道をさっさとクリアして、たまっているかもしれないゴミを片づけ、埋もれていたアイディアを拾い上げましょう。
仮に、通らなくても済む道だったとしたら、そのことがわかっただけでも大きな収穫です。
もうそこは通らなくていいので、同じ失敗はしなくて済みますし、同じことでグルグルと悩み続ける必要はなくなります。
その場所に行く必要がある時は、次からはダイレクトにアクセスすることができますし、パッと意外なアイディアが浮かぶこともあるでしょう。
グイグイ掘り下げて書き出してみる
illustAC
思ったことを書き出したら、その中からキーワードごとにさらに掘り下げて書き出していきましょう。
思い悩んでいること全体をただ見て、ウンウンと考えていてもなかなか進展しません。
キーワードごとに区切ってさらに細分化して掘り下げていくのが効果的です。
一つ一つを分解してクリアしていけば、思いのほか単純な悩みであったことに気付く場合がほとんどではないでしょうか。
「掘り下げて考える」ことで、どんどん思考を枝分かれさせていくわけですが、そのルートを書き出しておかないと、地図がないまま迷路を探検するのと一緒で、通ってきた道がわからなくなって頭の中で迷子になってしまいます。
そうなると思考は停止します。笑
illustAC
そのためにも、書き出すことが重要ですね。
まとめ
内なる心の声を聞くにはサウンドデトックスが有効。
一部の天才を除いて、脳は音楽と文章をインプットしながら、同時にアウトプットするのが苦手な仕組みなのかもしれません。
時には無音の状態を作って、自分の素直な気持ちを吐き出してみましょう。(*´▽`*)
よい1日を♪
↓こちらの記事もどうぞ
「「内なる声」を聞くときは活字のない空間で気持ちを言語化しよう」