自転車を放置されてしまった時の対処法
時々ありますよねー。
わけのわからない自転車が突然放置されていることが……。
どうしたらいいの?
って感じで、触るのもなんかイヤだし、こんなことで警察呼ぶのは何だか悪い気がするし。
そんな時、明確な対処法を知っていれば、堂々と関係機関に連絡できて、持ち主の元に早く戻るかもしれません。
知っていて損はないと思ったので、私の経験も含めて、まとめてみたいと思います。
【手順1】勝手に処分しない
まず、当然のことです。笑
自分に関係の無い自転車だとは言え、価値のない物ではないし、放置されている事情がわからない限り、
勝手に売ったり、捨てたり、自分で使ったりすれば、窃盗や横領などの罪に問われる可能性があるからです。
まずは、
自転車をよく観察する
そこから始めましょう。
【手順2】防犯登録や記名がないか確認する
自転車には多くの場合、このような都道県警察等の名前と番号が書かれたシールが貼ってあります。
自転車を買ったとき、お店で500円程度払って登録してもらうやつです。
このシールがあれば、警察が所有者に連絡できる可能性が高いということです。
(あくまで可能性の話)
ですので、警察に通報するときは、この番号を伝えると話が早いです。
盗難の被害届か出ていれば、警察が証拠品として押収することがてきるので、その時点で解決します。
問題は、盗難品では無かった場合です。
当然ながら警察が持ち去る権限がなくなりますので、次の手段に移らなければなりません。
【手順3】車体番号を確認する
自転車には、実はもう一つの刻印された番号があるのをご存知ですか?
多くは、自転車の
ハンドル付け根あたり
サドル付け根あたり
フレーム中心あたり
に刻印されています。
つまり、ハンドルやサドルやタイヤなどが外れてしまっても、フレームさえ残っていれば、フレームのどこかに数字とアルファベットでなる番号がついているはずなのです。
例え、防犯登録のシールが意図的に剥がされていたとしても、登録済みの自転車であれば車体番号から、防犯登録をたぐることが可能です。
(そもそも防犯登録されてない自転車は意味ないですが・・・)
つまり、車でいうと、防犯登録のシールがナンバープレート、車体番号がエンジンルームのフレームに刻印された番号という感じてす。
他に、学校名やマンション名、個人名や連絡先などが書かれていないか、よく車体を確認してみましょう。
【手順4】素手で触らない
この時、注意したいのは、自転車をあまり触らないということ。
盗難品であった場合には、犯人の指紋を潰してしまうことになるかもしれませんし、自身の指紋も照合のため、警察に提出しなければならなくなるからです。
(危険防止で一時的に移動させる時は手袋をしましょう)
【手順5】置かれている場所を確認する
自転車が「どこに放置されているか」が重要です。
路上や駅のロータリ等であれば、市区町村で条例に定められた、「放置禁止場所」にあたり、各市区町村が委託した業者がトラックで回収してくれます。
その自治体にもよりますが、3カ月〜6カ月間保管し、防犯登録の名義人にハガキ等で通知してくれるのです。
放置自転車の問題はなかなか悩ましいですが、私達がよく知らないだけで、各自治体も条例を定め、対策をとっているのです。
お住まいの自治体のホームページを確認してみると、必ずと言っていいほど、放置自転車についての措置が書かれています。
私有地に放置されている場合
問題はここです。
警察も自治体も手を出せないのが私有地。
(まぁ、「路上に置いてあったのを危ないから移動した」とか、気が利く説明ができれば別ですが・・・。)
どうしても回収してもらえなかった場合、相当期間保管した後、自分で業者を手配するなり、粗大ゴミに出す必要かあります。
そんな時、特に確認すべきは、
・防犯登録がされていないか
(警察に盗難品てないことを確認したか)
・撤去する旨記載した警告書を貼付し、1カ月程度様子をみたか
(できれば写真を撮っておくといい)
(店舗や会社等であれば、敷地内に放置自転車を撤去する旨記載した看板などの設置がオススメです。)
・信頼できる業者に回収処分依頼できるか
などです。
まとめ
放置自転車問題も、適切な手順を踏めば、ムダに悩む必要もなくなりますね。
可能な限り自治体に回収してもらえれば、持ち主に通知してくれて、適切に保管してもらえるし、
なにより、街から放置自転車が1台でも減れば、「割れ窓理論」ならぬ「放置自転車理論」で治安の悪化も防げるかもしれません。
おわり