落とし物を拾った時の対処法まとめ

落とし物を拾った時の対処法まとめ

 

 

 

落とし物をした本人が一番困っているのは間違いないですが、拾った方もどう処理していいのか困ってしまいますよね。笑

 

 

「物を拾ったらお巡りさんに届けよう」

 

 

って子供の頃に教わった記憶はありますが、

 

 

どのタイミングで?

 

 

どこの署の?

 

 

どのお巡りさん?

 

 

届けると、どうなる?

 

 

1割お礼がもらえるって本当?

 

 

 

・・・。

 

 

 

などなど、

 

 

実際に自分自身が経験したことも含めて、まとめてみたいと思います。

 

 

 

実用的な手続きを知ってしまえば、落とした人も、拾った人も、届けられた側も円満に解決する方法が見えてくることでしょう。

 

 

 

路上なら自分で警察へ。施設なら管理者へ

 

 

photoAC

 

 

まず、拾った場所が重要です。

 

 

 

路上の場合

 

 

車道や歩道上であれば、特定の管理者(占有者)が存在しないので、拾った本人が直接近くの交番や警察署に届けることになります。

 

 

拾った時刻と、近くの目印になる建物等を覚えて届けましょう。

 

 

 

 

いつまでに?

 

 

「速やかに」ですが、

 

 

具体的に期限を言うと、1週間以内です。

 

 

期限を過ぎると権利が無効になります。(詳しくは後述)

 

 

 

 

どこの警察に?

 

 

可能な限り、拾った場所を管轄する交番や警察署です。

 

 

ただ、移動している電車やバスの中では複数の管轄をまたぐ可能性があります。

 

 

その場合には、「最寄りの」ということになりますね。

 

 

 

届けるととうなる?

 

 

photoAC

 

 

言うまでもなく、落とし主の元へ返る可能性があります。

 

 

それと同時に、拾った人にも、3カ月後に所有権を取得する権利とお礼をもらう権利が発生します。

 

 

 

所有権を取得する権利とは、個人情報物件(身分証とか通帳とか)を除き、落とし主か現れなかった場合、所有権を主張すれば、3カ月後に自分の物になる権利です。

 

 

警察は落とし物が届けられた日から3カ月間保管しつつ、落とし主に返還する手続きを進めるわけですが、

 

落とし主が特定できない場合や、落とし主と連絡がとれない場合(落とし主が遺失届を出さない場合)など、3カ月後には拾った人が所有権を取得できるようになります。

 

 

その権利を取得するには、やはり交番や警察署で、「預かり書」(あなたが届けたという証明書)を発行してもらう必要があるのです。

 

 

 

 

この「預かり書」には、3カ月後に届けた物を引き取れる期間が記載されており、所有権を取得する際の引換券も兼ねています。

 

 

もちろん、所有権がいらない場合には、この書類を受け取らずに立ち去ることもできます。

 

(届けた証明が不要な場合)

 

 

 

お礼を受け取る権利

 

photoAC

 

 

落とし主が判明し、本人の元へ落とし物が返った場合、拾った人にはお礼を受け取る権利が発生します。

 

(物は返ったので所有権は消滅)

 

 

時間と労力を割いて届けてくれたことに対するお礼です。

 

 

この「お礼」というのは、「報労金」といい、拾った物の5%〜20%程度とされています。

 

(遺失物法で決まっている)

 

 

 

わかりやすく現金を拾った例で言うと、

 

 

1万円を拾ったら、

 

500円〜2000円

 

ということです。

 

 

なかなか幅がありますね。笑

 

 

まぁ、落とした人はとても困っているので、相手の気持ち次第ということでもあります。

 

 

落とした人も、お礼をする義務かあるのですが、これをしなくても特に罰則があるわけではないので、本当に気持ち次第ということになります。

 

 

私の経験談ですが、現金が数万円と、身分証やカード類かビッシリ入った財布を交番に届けたことがありますが、

 

財布の中をお巡りさんかよく調べた結果、落とし主の携帯電話番号のメモが入っていたため、すぐに落とし主に連絡がつきました。

 

 

その落とし主は、財布が返ってきたことに感激した様子で、財布に入っていた現金を全て「お礼です」と言って私に渡そうとしてきました。

 

(°∇°;) エッ

 

 

 

・・・。

 

 

 

その紳士は、

 

 

「あなたはこの財布を拾って自分の物にすることもできた。なのに、届けてくれた正直さに感激した。」

 

 

と言うのです。

 

 

 

・・・。

 

 

 

その紳士はとても裕福そうな方で、現金よりも財布や大切な身分証やカード類が無事だったことが嬉しかったようです。

 

 

確かに、再発行などの手続きはしんどいですからね〜。

 

 

 

しかし、私はとても気が引けたので、遺失物法に定めのある20%だけ頂くことにしました。笑

 

 

 

いくら本人次第とは言っても、

 

 

 

なんか、、、ねぇ・・・。笑

 

 

 

それとは逆に、お礼の連絡すらしてこない人もいましたが・・・。

 

 

 

人によりけりです。

 

 

 

この「お礼」(報労金)を受け取る際に注意が必要なのは、落とし主に自分の名前と連絡先が通知されることです。

 

 

そりやそうですよね、

 

 

誰だか分からない人にお礼のしようがありませんからね。笑

 

 

 

このお礼に関しては、警察は関知できないため、本人同士でやりとりしなければなりません。

 

(警察から「今回のお礼は○%にしなさい」とか言えないから)

 

 

なので、一切関わりたくない場合には、

 

「氏名等の告知に同意しない」

 

ことが必要です。

 

 

 

届け出た交番や警察署で確認されますので、明確に返答しましょう。

 

 

 

3カ月経ったら

 

 

落とし物を届けてから3カ月が経過し、所有権を取得したいと思ったら、

 

 

預かり書に記載された引き取り期間中に、届け出た警察署の会計課(落とし物係)に連絡しましょう。

 

 

 

 

 

ここで確認するのは、

 

@ 落とし主が現れたかどうか

 

A 所有権が取得できるかどうか

 

B どこの警察署で受け取れるか

 

です。

 

 

引き取り期間になっても、警察署からは特に連絡が来ない場合があるからです。

 

 

気付いたときには引き取り期間を過ぎていることもあるので、注意が必要です。

 

 

と言うのも、運転免許証の更新通知と同じように、届け出た住所から引っ越している場合、通知が受け取れない場合もあるからです。

 

 

免許証の場合は「うっかり失効」などの救済措置がありますが、所有権は1日でも過ぎれば取得できなくなってしまいます。

 

 

残念なことになってしまいますね。(*´Д`)

 

 

 

 

列車やお店などの施設内で拾った場合

 

 

 

 

次は、電車やお店などの施設内で落とし物を拾った場合についてです。

 

 

これらの施設内の場合には、法律上、「施設占有者」が存在します。

 

 

電車などの場合にはJRや各駅長など、お店の場合は店長などです。

 

 

なので、客としてその施設を利用中に拾った場合は、まず管理者(お店の人など)に届けることになります。

 

 

 

いつまでに?

 

 

「速やかに」ですが、具体的に言うと

 

24時間以内です。

 

 

(常識的に考えて営業時間内にしましょう)

 

 

 

個人的に路上で拾った場合には1週間以内だったのに、今度はずいぶん短い期間ですね。

 

 

というのも、今度は施設占有者が1週間以内に警察に届けなければならないからです。

 

 

 

お店の人(施設占有者)に渡すとどうなるの?

 

 

やはり、拾った時間と場所を伝える必要があります。

 

 

そして、管理者と一緒に落とし物の詳細(財布の中身とか)を確認しましょう。

 

 

確認か終わったら、先程と同じく、権利を主張するかどうかと、お礼を受けとるための連絡先の通知に同意するかどうかを話し合いましょう。

 

 

※よく分かっていないアルバイトの店員さんなどに渡すときは注意が必要です。

 

 

落とし物を渡した店員さんが確実に落とし主に返してくれるよう、ちゃんと確認する必要があります。

 

 

そうでないと、拾った人にも疑いがかかる可能性かあるからです。

 

 

 

権利はどうなるの?

 

 

路上で拾って個人的に警察に届けた場合には、拾った人に100%の権利がありますが、

 

施設内で拾った場合には、50%になり、残りの50%は施設占有者にあります。

 

 

まぁ、お客様が落とした物について、お店側が所有権を請求するなど、あまり無いことですが、法律上はそう決まっています。

 

 

わかりやすく現金で言うと、1万円札を店内で拾った場合には、3カ月後に

 

お店が    5000円

 

拾った客が  5000円

 

を取得する権利があるということです。

 

 

 

 

届けなかったらどうなる?

 

 

 

落とし物を拾って、警察に届けなかった場合に、どうなるのか気になりますよね。

 

 

自分の物にすれば犯罪です。

 

 

横領罪になります。

 

 

遺失物等横領罪(刑法254条)

 

遺失物、漂流物その他占有を離れた他人の物を横領した者は、一年以下の懲役又は十万円以下の罰金若しくは科料に処する。

 

 

 

何でも届けるべきなのか

 

 

非常に難しい問題です。

 

 

遵法精神が試されますし、「こんなの届けたら・・・」という考えも脳裏をよぎってしまいます。笑

 

 

 

例えば、1円や10円などの場合、どうしたらいいでしょうか?

 

 

たとえ1円でも、横領すれば犯罪です。

 

 

迷うくらいなら、近くの警察署や交番に届けましょう。

 

 

その際、

 

「権利を放棄する」

 

「お礼もいらない」

 

「氏名等連絡先の告知に同意しない」

 

「預かり書もいらない」

 

と明確に答えれば、数分かかる手続きも省略できます。

 

 

 

 

盗難品の場合どうなるか

 

 

自分が拾って届けた物が、もしも盗難品であったらどうなるのでしょうか。

 

 

財布を拾ったときなど、とても不安になりますよね。

 

 

財布の場合には、中身(特に現金)が入っていれば、盗難品の可能性は極めて低いと言えるでしょう。

 

 

盗んだ犯人が現金を残して捨てたら、意味不明ですよね。笑

 

 

 

一見して現金(特にお札)が入っていれば、さっさと拾って届けるのが最善です。

 

 

一方、現金が入っていないとか、明らかに中身が出されてバラバラに投機してある状態で発見した場合には、盗難品である可能性が極めて高くなるので、その場で警察に通報しましょう。

 

 

ベタベタと触ってしまうと、指紋が付いてしまうばかりか、犯人の指紋が消えてしまうかもしれません。(;゚Д゚)

 

 

 

まとめ

 

 

 

 

誰でも落とし物をして困った経験があると思います。

 

 

または、拾ってしまって困った経験があると思います。

 

 

 

私も自分で財布を落として拾得物として届けられた経験がありますが、偶然にも、他人の財布を拾って届けた数日後の出来事でした。

 

 

この偶然を経験した人の割合は多いらしいです。

 

 

私が財布を拾って交番に届けたときも、落とし主が現れて、

 

「私も先日、拾って届けたばかりなんですよ〜。笑」

 

と言っていました。(゚д゚)

 

 

 

交番のお巡りさんも、「実は、よくあることなんですよ。よかったですね。」って…。

 

 

 

不思議ですね。笑

 

 

 

善い事をした人のところに、返ってくるというのは本当のようです。

 

 

 

日本が世界に誇る文化の1つでもあるので、大切にしていきたいですね。♪

 

 

 

 

おわり。